こんにちは、BPPのFukudaです。
今回の撮影トリップレポートは「阿蘇」
阿蘇は幾度となく通っては、とても良いシーンに巡り会える大好きな撮影ポイントです。
これまで、星空の撮影はほぼ新月に近い状態でやっていました。
それも、よく見る天体観測っぽい写真ではなく、どうにか星を主体として
かっこいい写真が出来ないのかな?と試行錯誤で色々と撮っていました。
しかし、今回は少し無謀なことをやってみました・・・
ほぼ満月に近いとても明るい月、満天の星空、そして雪山を同時に写真に残す・・・です。
夜の撮影(星の撮影)をした方であれば、すぐにおわかり頂けると思いますが・・・
満月と星・・これは最悪なコンディション・・通常は見送るはずです(笑)
ただ単に、星空と綺麗な月を見に行っただけであれば最高に美しい夜空になるのですが・・・撮影となると難しい(笑)
おまけに、明るすぎる月は日中の逆光と似たようなコンディションのため、構図やアングルによっては
フレアやゴーストが出やすいのも難点。。
なにも考えず、適当な撮影をしていると↓のようになってしまいます・・(苦笑)
いくら沢山の星が見える阿蘇でも今回ばかりは自分でも無謀かな〜どうだろう?・・・とギリギリまで考えてましたが、
考えてばかりじゃ結果は見えないので、とりあえず迷ったときはやってみよう〜!ってことで福岡を午後15:00頃出発。
道中心配していた路面の凍結もなく、無事山頂までたどり着けました。
(途中で、タイヤチェーン買おうと思ってショップへ行ったら売り切れで・・・)
到着してコンディションを確認するべく草千里方面へ。期待していた雪がちょっと少なかったけど、まずまずのコンディション。
さっそくカメラをセッティングしてまずは草千里で夕刻の撮影。
夕焼けの光が綺麗に入って良い感じでしたね。
その後、まだ月昇り出すまでは時間があると判断して、途中で撮影しながら今度は大観望方面へ。
草千里から約20km程離れています。
現地到着したものの、月は?って走りながら探してたら・・・やっと顔を見せ始めた頃・・・
それも、とても幻想的なオレンジ色の大きな月。
(ごめんなさい、急いで手持ち撮影したのでちょっとピンもあまいしブレてます・苦笑)
しばらくその月と風景を撮影してましたが、あんまりゆっくり撮影も出来ず(月が昇りすぎるとダメなので)
すぐに大観望へ。
360度のパノラマでの満天の星空!・・・は、新月の時のお話し。
明るい月の時は、星も姿を隠します(笑)
しかし、それでもやはり阿蘇の星空はすばらしい。。。新月の時と比べるとやはり少ないですが、それでも
しっかり綺麗に見えていました。
しかし、この時点で気温はすでにマイナス3度。。。本当に手もかじかむし、顔も痛い(笑)
そして、今回はもう一つ新たな試みをやってみました。
いつも撮影で使っているCanon 1Ds Mark3ではなく、今回はCanon 5D Mark3での撮影にチャレンジ。
これは、5Dの低ノイズがどれほどの物なのかを確かめるため。
いつもはブライダルの撮影で使用していますが、今回初めて本格的に風景の撮影で使用してみました。
1Dsと5D、ちょっと操作が違ったり色の特性が違ったりと言うことで戸惑いましたが・・・
ハッキリと確信できました。
5D Mark3の方が断然上ですね・・・描写力、ノイズ、携帯性、どれをとっても上。
液晶も見やすく、撮影後の確認もすごくしやすかったですね。
メーカーからもアーリータイプの位置づけとなってしまった1Ds・・・
さ〜どうする?って・・愛着あるので使い続けると思いますが・・(笑)
そんなこんなで色々と試していたら、とうとう月がベストポジションに。
その時に考えていた月の位置はあまり高い位置にあがりすぎないポジションを狙っていました。。。
・・・が、この時の気温は更に下がってマイナス5度。
冷凍庫より冷たい気温・・・(笑)
しかし、こんなに冷えてくるとピントが微妙に甘くなるんですよ・・・
なので、頻繁にピントを合わせ直して撮影していましたが・・・もう暗すぎてよくわからなくなってしまい(老眼とも言う・苦笑)、
最後は∞にあわせて撮影となってしまいました(苦笑)
まずは月を入れずに星だけ撮影。
次に月入れてチャレンジ。
かなりいろんなアングル、構図で撮影しましたが・・・
しかし、フレアやゴーストを入れずに好きな構図で・・ってなるとやっぱり難しい。
絞り、シャッタースピード、微妙なズーム調整、アングル・・・あの寒い中色々とやってました(笑)
そんな中、月が昇り始めて約2時間半ほど撮影していましたが、さすがにこの時間になると、
月が昇りすぎて、おまけに強い光を発していたのでそろそろ撮影は終了。。
帰りに、米塚に立ち寄って数枚撮影しましたが、やはりもう月の光が強すぎて星がかすんで見えました。
次回の阿蘇での星空撮影は以前撮影したときと同じ新月の夜に再チャレンジ。
新月の時こそ更に性能がわかると思うので、また5D Mark3で撮影してみたいと思います。
This article was written by bpp-Fukuda